早稲田大学孔子学院に関するマスメディアの報道

早稲田大学は世界的に有名な大学である。そのため、当孔子学院の責任者も毎月のようにインタビューや取材を受けている。 今まで積極的な報道が多くみられるが、一方当孔子学院の位置づけなどに関して理解できないと思う人も多少いる。 最近、報道、取材された内容は以下となっている。 2008年8月19日日本側土田院長及び中国側周程院長が「人民中国」東京支局のインタビューを受けた。 孔子学院の概況及び発展方向について報道された。 2009年10月7日土田院長は日本中国友好協会広報部のインタビューを受けた。 土田院長は、当孔子学院の主催した「周恩来と日本」写真展とシンポジウムの意義、日本国民の周恩来総理に対する印象を語った。 2009年10月19日日本側土田院長が日本国際開発雑誌のインタビューを受けた。 土田院長は孔子学院及び中国問題の若手研究者の育成事情について紹介した。

発展目標及び将来の計画

早稲田大学孔子学院の発展目標は、中国両国間の学術交流の発展をより一層推し進めること、そして、中国語、中国文化及び中国社会の教育と研究を促進し、日中両国国民の相互理解を深めることにある。 今現在では、次の計画の推進に力を入れようとしている。 中国研究最前線シリーズ科目 早稲田大学中国問題を研究している大学院生を支援するために、北京大学を中心に、毎年中国から数人の有名学者を招聘し、早稲田大学で院生向けのゼミを行う予定。授業に使用する資料及び講演の内容をできるだけ論文集の形で出版する。 中国言語文化講座 中国で授業を受ける時に必要な語学力、また中国で生活する時に必要な社会文化知識を身につけさせるために、中国へ短期また長期留学を希望する早稲田大学高学年級学生を対象に、中国に留学に行く前の上級レベル中国語講座及び中国語文化講座を行う予定。 それ以外に、早稲田大学教師及び院生を対象とする学術交流のための中国語講座を開講する予定。 両校共同研究プロジェクト 専門家による審議を行った上、日中両国友好協力関係の促進に役に立つとみられる両校共同研究プロジェクトに助成制度を実行する。両学研究者の間の双方向的な交流、友好協力の土台を築くことを期待している。近いうちに、優先的に助成すると考えるのは「中国事情」シリーズ教材の開発、中日思想文化の比較研究、中日友好交流史研究などの研究分野。 国際学術シンポジウム 日中両国研究者の間の交流を促進するために、定期的に国際シンポジウムを開催する予定。今現在「辛亥革命と日本」、「中日環境協力」、「東アジア共同体構築」などの議題を企画している。

事業紹介

従来の孔子学院とは異なり、早稲田大学孔子学院は世界初の「研究型」孔子学院として、若手研究者育成事業、共同研究事業、研究成果出版事業を柱に、高い語学力と専門性を極め、中国と日本の橋渡しとなる人材の育成と輩出を目指しています。 早稲田大学孔子学院は、早稲田大学と中国トップの北京大学が共同で運営します。1982年に学術交流協定を締結して以来、両大学は人的交流を通して着実に親睦を深めてきました。2003年に「早稲田大学-北京大学共同教育研究運営機構」を設立し、両大学の共同教育研究事業を全学的に推進する体制を整備しました。共同教育事業の一環としては、2005年からダブルディグリープログラム事業を開始、両大学が共同で学生教育に取り組んでいます。また、北京大学に隣接する施設において産学連携による共同研究事業を推進しています。早稲田大学孔子学院は、「若手研究者育成事業」「著名学者招聘事業」「日中学術共同研究事業」「早稲田大学孔子学院講義録出版事業」を柱に展開していきます。これまで展開した各事業の内容は、 中国から著名学識研究者を招聘し、早稲田大学の大学院生を対象とする現代中国関係講座を定期的に開催します。 早稲田大学在学生を対象に、留学前の中国語講座及び中国思想文化に関する講座を開催します。 中国を研究対象に、若手研究者を北京大学へ派遣し、中国の研究者と共同研究を展開しています。 上級中国語学習者を対象に、教育方法研究及び教科書を開発しています。 中国研究に関する国際学術シンポジウムを開催し、各分野における共同研究を進めます。

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